健康成分がたくさん含まれ「飲む美容液」「飲む点滴」とも言われる甘酒ですが「甘い」分、ダイエットには不向きな点があります。しかし、飲み方を間違わなければダイエットの強い味方になってくれます。そこで気をつけたい点をまとめてみました。
もくじ
甘味飲料のひとつです。米麹と米、酒粕を原料とし「酒」とは言うもののアルコール含有量はわずか。市販の甘酒はほとんどがソフトドリンク(アルコール度数1%未満)に分類されるとのこと。
甘酒にはビタミンB群、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ナイアシン、タンパク質、炭水化物、食物繊維、、有機酸、ミネラル、アミノ酸、B-グルカンなど様々な栄養成分が含まれます。
甘酒には「米麹」と「酒粕」の2種類あります。
■米麹は
蒸したお米に麹菌をつけて米麹にし、酵素の発酵作用を利用して作る甘酒です。
■酒粕
米麹をアルコールで発酵させてできた酒粕をお湯で溶き、砂糖を加えて作る甘酒です。
ご紹介した2種類の甘酒のうちダイエットに向いているのは「米麹」です。
「米麹」はお米砂糖を加えず、お米本来のデンプンの優しい甘みだけが残るので、砂糖を加えなくても甘みを感じることができる「甘酒」です。そのため、ダイエット中でも飲みやすいカロリー控えめ。
麹菌の発酵によりビタミン類を作り出し、お米のデンプンをブドウ糖やオリゴ糖に変え疲労回復や腸内環境を整えてくれると言われております。
甘酒は健康的な飲み物としてたくさん飲みたいところですが、あまりたくさん飲み過ぎるのはおすすめできません。
甘さ控えめ、砂糖は入っていないとは言っても飲み過ぎると糖分の摂り過ぎになってしまいます。そのため、大体1日200ml程度にした方が良いでしょう。
■甘酒を朝に飲んだとしたら
甘酒に含まれるブドウ糖は、脳の活性化に期待できると言われています。また、体を温めてくれるため代謝UPも期待できます。
■甘酒を夜に飲んだとしたら
1日の終わりに温かい甘酒を飲むことで、疲労回復とストレスを緩和するGABAで心も体も癒されるでしょう。
甘酒の歴史は遡ること古墳時代と言われており、『日本書紀』にも甘酒の起源となった天甜酒(あまのたむざけ)の記述があるほど、古くから飲まれ続けている「栄養ドリンク」です。
基本的に体に嬉しいことばかりの甘酒ですが、たくさん飲み過ぎるのは気をつけましょう。また、「酒粕」の甘酒には微量ですがアルコールが含有されています。アルコールが苦手な方妊婦さんは控えた方が良いかもしれません。
是非、自分にあった甘酒を美味しく飲みましょう。