溶ける温度が63度の物質とは?

室温などで常温の状態では固体なのに、その温度が63度になると溶けてしまうという物質とは、、?

溶ける温度が63度の物質は「パルミチン酸」

溶ける温度が63度、つまり融点が約63度の物質とは「パルミチン酸」です。

パルミチン酸は63度以上だと液体になり、63度を下回ると固体になります。

※厳密にはパルミチン酸の融点は62.9度とされています。

実際にパルミチン酸を常温から加熱していくと、白い固体の状態から63度付近で温度の上昇が止まります。

さらに加熱をすると徐々に液体状に変化していき、完全に液体状になるとまた温度が上昇していきます。

ちなみに63度付近で温度の上昇が停滞している間は、加熱しているエネルギーはパルミチン酸を固体から液体へと変化させることに使われています。

なのでより強い加熱を行えば、温度の上昇が停滞している時間を短くすることが可能になります。

パルミチン酸を直接加熱してはいけない理由

そしてパルミチン酸を加熱する際は、水の入れたビーカーにパルミチン酸の入った試験管を入れて加熱したりします。

これはつまり、パルミチン酸を直接加熱しないようにしているということですが、その理由は「パルミチン酸は発火しやすく危険」だからです。

なので湯煎するかたちをとって、安全に加熱を行うということになるんですね。

パルミチン酸とは

ちなみにパルミチン酸とは飽和脂肪酸の一種で、人間の体に含まれる飽和脂肪酸の中で最も多く含まれている脂肪酸になります。

パルミチン酸は細胞膜を作り、皮脂として分泌し、栄養の体内循環に必須な成分です。ヒトの皮膚から採取した汗腺や皮脂腺からの分泌物の脂肪酸の構成成分として最も多く含まれるものでもあります。

またシャンプーなどに含まれる「界面活性剤」は肌の油分を落とすことで肌のバリア機能の低下などを引き起こすことがあるとされますが、このパルミチン酸のような飽和脂肪酸を添加することで、脂肪酸が補充されバリア機能の改善に役立つとされています。

一般的な食品では、ラードに含まれていますよ。やっぱり脂肪酸なので、脂肪っぽいイメージなんですね。

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