【吉田修一】旅行に行きたくなるおすすめ小説・エッセイ

山本周五郎賞、芥川龍之介賞など数多くの賞を受賞。最近では『悪人』『怒り』『楽園』など映画化された小説も多い。そんな吉田修一の「旅行に行きたくなる」小説・エッセイをご紹介いたいします。

吉田修一の旅行に行きたくなる小説

■『あの空の下で』

全日空機内誌『翼の王国』で2007年4月から連載スタートした読み切り連載小説を12篇とエッセイ6篇を収録したもの。

初めて乗った飛行機で、少年は兄の無事を一心に祈っていた。空は神様に近いぶん、願いが叶う気がして―。機上で、田舎の駅で、恋人が住んでいた町で。日常のありふれた、普通の人達だけれどそれぞれの忘れられない記憶を追体験できる12の短編。東南アジアから北米まで、6つの町での作家自身の出会いをつづったエッセイ。

■『初恋温泉』

「温泉に宿泊する男女」というテーマで描く五組の男女の物語。

初恋の女性と結婚した男はむしゃらに働いて成功するが、夫婦で温泉に出かける前日、妻から離婚を切り出される。幸せにするために頑張ってきたのに、なぜ―。不倫を重ねる元同級生や、親に内緒で初めて外泊する高校生カップルなど、温泉を訪れる五組の男女の心情を細やかに綴る。

温泉という非日常と、そこへ一緒に行く男女の距離は切なく、あたたかく、ほろ苦い。恋愛小説集。

■『作家と一日』

全日空機機内誌『翼の王国』の連載をまとめたエッセイ集第3弾。

小説を書くために編集者と訪れた海外、友人と気ままに行った小旅行。ポルトガルのビーチでパトカーに乗せられ、新宿ゴールデン街でなぜかフィンランドのヘヴィメタバンドと意気投合し、仕事場では愛する猫に癒される―。

それら全てが作家・吉田修一の一日。なんでもない時間だが「なるほど。そう感じるのか…そう楽しむのか…」と気づかされる。旅行に行きたくなるだけでなく、日常の楽しみ方さえも気づかせてくれるエッセイ。

吉田修一とは?

1968年長崎県出身の小説家。

法政大学経営学部卒業。97年に『最後の息子』で文学界新人賞を受賞しデビュー。

2002年には『パレード』で第15回山本周五郎賞、『パーク・ライフ』で第127回芥川賞を受賞。
純文学と大衆小説の文学賞を合わせて受賞し話題となる。

07年『悪人』で第61回毎日出版文化賞と第34回大佛次郎賞を受賞。10年『横道世之介』で第23回柴田錬三郎賞を受賞。

19年『国宝』で第69回芸術選奨文部科学大臣賞、第14回中央公論文芸賞を受賞。

作品は英語、仏語、中国語、韓国語などにも翻訳。台湾を舞台にした『路』は台湾で大きな話題となり、アジアを中心とした世界で注目される日本人作家。2016年より芥川賞選考委員。

まとめ

吉田修一旅行に行きたくなる作品をまとめてみました。是非、移動時間や旅行気分を味わいたい時に読んでみてください。



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